AE86 FESTIVAL 2025 出展
こんにちは!STARです。
岡山国際サーキットで行われた AE86 FESTIVAL 2025 に、白い「ハコビア」を展示しました。
ブースへお立ち寄りいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
写真や動画をたくさん撮っていただき、スタッフ一同うれしい悲鳴でした。
●STARブース
今回は「動きで伝える展示」を目指しました。
止まっている姿だけでなく、“下がる→置く→上げる→走る” までの一連の動きを、その場で見ていただくことにこだわりました。
赤いテントの前、白と黒でまとめた車体がスッと沈みこむ瞬間に「おおっ」と声が上がる。――この体験を軸に、STARのものづくりを感じてもらう狙いです。
●「ハコビア(白)」ってどんな一台?
私たちが「ハコビア」と呼んでいるこのクルマは、昔のスポーツカーの雰囲気をまといながら、今の使い勝手を合わせたSTAR流の提案です。
四角い顔つき、きりっとした目、ふっくらした後ろ姿。そこに、黒いボンネットとトランク、白いボディ、丸い「234」の番号。
横には STAR の文字と日本語ロゴ。遠目にも分かりやすい記号をあえて散りばめ、写真に撮ったときの“伝わりやすさ”を重視しました。
●いちばんの見どころ:高さが変わる仕組み
展示の主役は、**車体の高さをボタンで上げ下げできる仕組み(いわゆるエアサス)**です。
見せるとき:空気を抜いて、地面に置くように低く。
動かすとき:空気を入れて、段差も安心の高さへ。
積載車から下りてブースへ入るまで、そして展示の合間にも上げ下げをデモ。
**“置いた瞬間の静けさ”と“持ち上がるときの軽やかさ”**のギャップで、動きそのものが見どころになります。
低くしたとき、タイヤとボディのすき間がほとんど見えないのに、当たりも出ない。その“ぴったり感”は、地道な合わせ込みの積み重ねです。
●外観のこだわり
近くで見ると、いくつかの狙いがはっきり伝わると思います。
白×黒の強いコントラスト:どの角度からも形がくっきり出る。
外側のカバー(フェンダー):太いタイヤをきれいに包み、低くしたときに見え方が乱れない。
ネジや金具を“隠しすぎない”:作り手の手触りをそのまま見せるため。
ロゴと番号の配置:人の目線が自然に車全体を一周するように。
派手な演出はしていませんが、写真に写る情報を整理することには徹底してこだわりました。
SNSで見た人にも一発で伝わること。それがSTARの“現場で仕上げるデザイン”です。
●走らせるための工夫
低いだけのクルマは展示では映えますが、移動が大変です。
今回のハコビアは、
・上げれば普通に走れる
・下げれば作品のように見える
このふたつを両立させました。
そのために、タイヤの角度や位置、左右の高さなど、数字より“見た目と当たり前の動き”を優先。
スタッフ同士で何度も乗り降りを繰り返し、人が乗っても姿が崩れないことを確かめて仕上げています。
●さいごに
差し入れや声援、たくさんの写真のシェア、本当にありがとうございました。
次はもっと“動きの表情”が伝わる見せ方に挑戦します。
置いた瞬間の「静」と、走り出す前の「間」。そのわずかな変化まで楽しんでもらえるよう、またコツコツと手を入れていきます。